私は総合職として、自動車関連のメーカーの営業部門に配属されました。

小さな会社ではありませんでしたが、社員の８割が男性でしたので、女性に対しては悪い意味で優しすぎました。

入社した頃から、上司含め多くの方が、事務の仕事を「女性の仕事」、外回りの営業の仕事を「男性の仕事」と呼んでいました。

周りの女性は全員事務職だったのですが、総合職の私も他の女性同様事務の仕事をすることになりました。

事務職は総合職よりも給与が低い為、「総合職のくせに事務職の仕事しかしていない」という周りの目もかなり気になり辛かったです。

上司にも「事務の仕事しかしてないから評価が出来ない」と言われ、仕事を割り振った当の本人からの発言に怒りを覚えました。

その後、上司が変わったり、自分が部署異動をしたりと状況が変わり、数年上司に訴え続けた後、やっとの事で「男性の仕事」を任せてもらえました。

女性、男性に体力の差がある事は自分でもよく分かっていますが、能力には差が無いと思っています。

もちろん、事務の仕事より、営業の仕事の方が人と関わる機会が多いので、辛い思いをすることもあります。

但し、女性だから出来ないという事は絶対に無いと思いますし、むしろ女性の方が有能な場合だってあります。

私は少しずつ希望を聞いてもらえるようになり、結果的にはまだ務めていますが、ずっといつ辞めようか悩んでいました。

「このまま頑張っても無駄なのでは」と日々考えてきました。

もっともっと頑張りたい女性にとっては、機会が少なく最悪の会社です。